この乗り心地こそクラウンだ! 新型 ”クラウン”に試乗しました [車]
ハードな前モデルから一転、ソフトになったこの乗り心地こそクラウンだ!。新型「クラウン」に試乗しました。
新型「クラウン」は先週じっくり見てきましたが試乗はしていませんでした。
今週は各ディーラーに試乗車が配備されましたので、いつもお世話になっている「トヨタモビリティ神奈川 港南店」へ行って試乗してきました。
試乗車はハイブリッド/E-Fourの「CROSSOVER G Advanced・Leather Package」。
カラーは「プレシャスメタル」。税込み55,000円のオプションカラーです。
カラーは「プレシャスメタル」。税込み55,000円のオプションカラーです。
フロントシートはこんな感じ。
内装カラーは注文時設定のブラック/ダークチェスナット。カラーは標準がブラックで、注文時にこのカラーとホワイト系になるフロマージュの2色選からべるようです。
内装カラーは注文時設定のブラック/ダークチェスナット。カラーは標準がブラックで、注文時にこのカラーとホワイト系になるフロマージュの2色選からべるようです。
運転席に座ります。
新しいデザインのステアリングですね。
新しいデザインのステアリングですね。
メーターは全モデル12.3インチ液晶画面。
走る前に画面切り替えしようとトライしましたが失敗(+_+)。
走る前に画面切り替えしようとトライしましたが失敗(+_+)。
センターコンソール。
エレクトロシフトマチック。
エレクトロシフトマチック。
ディスプレイオーディオは全車12.3インチサイズ。
まだ生産していない最下位グレード「X」のみディルプレイレスとなります。
まだ生産していない最下位グレード「X」のみディルプレイレスとなります。
空調などのスイッチ類。
すべてアナログスイッチで使いやすそうです♪。
すべてアナログスイッチで使いやすそうです♪。
インパネ右下のスイッチ類。
案外スッキリ。
案外スッキリ。
では試乗です。軽めのステアリングを回して駐車場から一般道へ。例によって「トヨタモビリティ神奈川 港南店」の試乗コースはまず最初にキツイ坂道を上るのですが、とにかく静かです。最初はモーターで発進し、次にエンジンが掛かるのですが、エンジンがいつ掛ったが全然分からない!。エンジン掛ったのはエネルギーフロー画面を見ていないと分からないほど、振動もあまり伝わりません。
次にわざと路上のマンホールを踏んでいくと、ゆるりと柔らかくいなしていきます。でも、足回りが柔らかくふわふわしている訳では無く、ボディはフラットだけど足回りが動いて段差を通過していく感じです。
履いているタイヤは225/45R21のミシュランe-PRIMACY。
こんなに薄いタイヤなのに極上の乗り心地!!。
こんなに薄いタイヤなのに極上の乗り心地!!。
私は以前クラウンの前モデルに試乗しています。
この車が装着していたのはの225/45R18のブリヂストンREGNO。
この車の場合、乗り心地は引き締まった印象で、クラウンと言うよりスポーツモデルの様なな感じでした。
新型「クラウン」、デザインは尖った形をしていますが、乗り心地は昔のクラウンに回帰した感じがします。
この車の場合、乗り心地は引き締まった印象で、クラウンと言うよりスポーツモデルの様なな感じでした。
新型「クラウン」、デザインは尖った形をしていますが、乗り心地は昔のクラウンに回帰した感じがします。
今回もリアシートチェッカーの妻が同乗しています。
まず良かったのはシートの座り心地。皮シートが体に吸い付く様な感じで、コーナーでも体が振られず疲れなさそう。また、シートの座面が高くなり(SUV化の恩恵)、シートがえぐられている割に深く座らされる印象もなく、ひざ下も余裕があり窮屈な感じが無かったとの事。
シート形状を見ると、3人掛けですが真ん中はほとんど座らせる形状ではなく、2人掛けの様に左右は大きくえぐられています。
こちらは前モデルのリアシート。
これもえぐられていますが、新型「クラウン」の方がよりセパレートされてる感じですね。
まず良かったのはシートの座り心地。皮シートが体に吸い付く様な感じで、コーナーでも体が振られず疲れなさそう。また、シートの座面が高くなり(SUV化の恩恵)、シートがえぐられている割に深く座らされる印象もなく、ひざ下も余裕があり窮屈な感じが無かったとの事。
シート形状を見ると、3人掛けですが真ん中はほとんど座らせる形状ではなく、2人掛けの様に左右は大きくえぐられています。
こちらは前モデルのリアシート。
これもえぐられていますが、新型「クラウン」の方がよりセパレートされてる感じですね。
また、足元に振動は来ていたけど、シートに振動は伝わらなかった。
そして、段差でのキツイ突き上げ感はなく、足自体は硬い感じだけど乗り心地は良く「これぞ高級車という感じ」だったそうな。ここでの「硬い」はハードというイメージではなく、しっかりしているという意味の様でした。
そして、段差でのキツイ突き上げ感はなく、足自体は硬い感じだけど乗り心地は良く「これぞ高級車という感じ」だったそうな。ここでの「硬い」はハードというイメージではなく、しっかりしているという意味の様でした。
いや~この乗り心地こそクラウンですよ!!。以前MIRAIに試乗した時、極上の乗り心地に「この車はクラウンオーナーに試乗してもらいたいですね」と書きましたが、新型「クラウン」でそれが実現した感じです。
ではまたドライバー目線に戻りましょう。
いつもの次はクルコンチェック。
この間乗ったシエンタでは操作がわからずチェックできませんでしたが、しっかり操作を勉強してきたので、今回はちゃんとチェックできました(笑)。
いつもの次はクルコンチェック。
この間乗ったシエンタでは操作がわからずチェックできませんでしたが、しっかり操作を勉強してきたので、今回はちゃんとチェックできました(笑)。
今回知りたかったのはステアリング制御の出来具合。追従走行や加減速はほとんど問題ないレベルになってきているので、ステアリング制御がどれほど「上手」になったか確認したのですが、センターからやや左寄りに走る癖はあまり変わらず、曲率が小さくなって来ると制御だけでは曲がれない感じで、それほど進化している感じではなかったですね。
また、ステアリングを握っているか感知する方法は相変わらずトルク感知だったので、ステアリングに手を添えているだけでは、少し走ると画面にステアリングを握る様にとメッセージが出てきます。
また、ステアリングを握っているか感知する方法は相変わらずトルク感知だったので、ステアリングに手を添えているだけでは、少し走ると画面にステアリングを握る様にとメッセージが出てきます。
試乗車に「トヨタチームメイト(渋滞時支援)」オプションが付いていたか不明ですが、もしかしたら付いてなかったのかな?。一度このオプションが付いた車に乗ってみたいところです。
という事で試乗終了。いつもの様にトランクを開けてみます。
これはトランクスルー状態での写真。長尺ものはここを通して入れることが出来ます。
これはトランクスルー状態での写真。長尺ものはここを通して入れることが出来ます。
トランクを開けた状態で少し離れて見ます。
開口面積が広くて、荷物の出し入れはしやすそう。
開口面積が広くて、荷物の出し入れはしやすそう。
トランクを閉めると、真一文字のレッドライン。
空力の為か、リッド後端が少しリフトアップしてます。
空力の為か、リッド後端が少しリフトアップしてます。
大きく膨らんだリアフェンダー。
ドアミラー越しに見ると、ショルダーラインより下が結構膨らんでいます。
ドアトリム。上がフロント、下がリア。
これ、触ると少し柔らかめの素材なのですが、見た目はややプラスチッキーな感じ。
これ、触ると少し柔らかめの素材なのですが、見た目はややプラスチッキーな感じ。
鋭いフロントの造形。ヘッドランプウォッシャーが付いてます。
エンジンルーム。上が従来型のハイブリッド、下が先日見たターボモデル。
エンジンカバー部分が特に大きく違います。
エンジンカバー部分が特に大きく違います。
ところで、新型「クラウン」には今までお約束だった分厚い取説が付いてない!?。
代わりにこのQRコードを読んでウェブで見て下さい・・・なんですって!。
ヨシアキイシイ曰く「これじゃ印刷屋さんは大変ですよね」。
確かに分厚い取説が無くなると印刷屋が儲からない。こうやってコスト削減のため印刷物がどんどん消えていく。いずれカタログも消えていく様ですし、世知辛い世の中になりました。
代わりにこのQRコードを読んでウェブで見て下さい・・・なんですって!。
ヨシアキイシイ曰く「これじゃ印刷屋さんは大変ですよね」。
確かに分厚い取説が無くなると印刷屋が儲からない。こうやってコスト削減のため印刷物がどんどん消えていく。いずれカタログも消えていく様ですし、世知辛い世の中になりました。
と言うことで、新型「クラウン」の試乗レポートでした。
過去のクラウンから脱却して「クロスオーバー」と名乗りデビューした新型「クラウン」ですが、乗り心地は逆に過去のクラウンに回帰し、極上の乗り心地になっていました。
さすがにエンジンがないMIRAIの極上さと比べると若干落ちるのは仕方ありませんが、この乗り心地はしのぴん的に大歓迎ですね!!。
こんなクラウンはクラウンじゃないと言う人も居るでしょうけど、外観はともかく乗り味的はこのクラウンの方が「クラウンらしい」と思います。
クラウンマークを付けて然るべき仕上がりではないでしょうか。
過去のクラウンから脱却して「クロスオーバー」と名乗りデビューした新型「クラウン」ですが、乗り心地は逆に過去のクラウンに回帰し、極上の乗り心地になっていました。
さすがにエンジンがないMIRAIの極上さと比べると若干落ちるのは仕方ありませんが、この乗り心地はしのぴん的に大歓迎ですね!!。
こんなクラウンはクラウンじゃないと言う人も居るでしょうけど、外観はともかく乗り味的はこのクラウンの方が「クラウンらしい」と思います。
クラウンマークを付けて然るべき仕上がりではないでしょうか。
問題はやはり納期で、現時点で最低1年はかかる様です。ちなみに新型「シエンタ」は、ガソリンモデルだと数か月で納車可能だそうですよ(^_^)。
ウェブリンク
◎トヨタ クラウン | トヨタ自動車WEBサイト
◎トヨタ クラウン | トヨタ自動車WEBサイト
◎【CROWN】インプレッションMOVIE
◎2022年の試乗履歴
2022/09/23 歌舞伎顔からわんこ顔へ 新型 ”シエンタ”に試乗しました |
|
2022/06/17 一般道でも楽しいのか? 日産”GT-R”に試乗しました |
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2022/05/31 プロパイロット 2.0を体験 日産”アリア”に試乗しました |
|
2022/02/20 こりゃ売れそうだ! 新型 ”ノア”に試乗しました |
過去の試乗履歴はこちらから↓
オオカミの皮を被った羊って感じですかね。
自分もクラウンなら極上の乗り心地を求めたいです。
レザーシートがいいですね。
by starwars2015 (2022-10-09 21:27)
starwars2015さん、コメントありがとうございます。
デザインは尖っていますが、乗り心地は優しい。おっしゃる通り「オオカミの皮を被った羊」ですね!。
レザーシートはソフトな感触で良かったです。
by しのぴん (2022-10-09 22:05)
おじゃまします
なるほどな感じの新型クラウン。
そういえば、トランクリッドは「ヒンジ」なんですね。一時期、リンクでトランクルームにはみ出さないようにしたのが、流行ったように記憶しているんですが^^;。今どきの高級車も、みなこんな感じなのかな?
by K (2022-10-10 07:28)
Kさん、コメントありがとうございます。
トランクリッドのヒンジがこうなっているのはコストダウンです。クラウンのボンネット写真見ると、ダンパーが廃止されてつっかえ棒になっています。
取説ナシや内装の簡素化など、今回のクラウンは小さなところで色々コストダウンしていますが、その分車両価格は全車4輪駆動なのに割安な設定です。
そして販売方法は、値引きなしワンプライスなんだそうで、ヨシアキイシイ曰く「値引き交渉いらないので売りやすいですよ」との事でした。
by しのぴん (2022-10-10 07:46)
今回のクラウンはずいぶん攻めたデザインだなあ、と思ってみてましたが、
そうでしたか、乗り心地は以前に回帰なのでしたか。
以前からのお客さんにどこまで受け入れられるのでしょう。
トヨタのことだから成算はあってのことなのでしょうねえ。
by ナツパパ (2022-10-10 09:30)
カムリを6か月の納車待ちで乗り始めましたがクラウンが欲しくなりました^^;
by ritton2 (2022-10-10 10:15)
ナツパパさん、コメントありがとうございます。
私も以前からのお客さんがどこまで受け入れられるか気になってましたが、既存のお客様からも結構引き合いあると言ってました。
クラウンはあと3モデル控えているので、そちらも気になりますね(^_^)。
by しのぴん (2022-10-10 11:22)
ritton2さん、コメントありがとうございます。
カムリ現行モデルには、デビュー当時メガウェブで試乗しましたが、結構乗り心地良かった印象でした。
同時に比較試乗しないとわかりませんけど、新型クラウンはカムリより乗り心地良いかもしれないです。
買える買えないは置いといて、今は新車乗ろうとしても納期が掛かり過ぎなのがネックですね(+_+)。
by しのぴん (2022-10-10 11:29)
メーターディスプレイとナビのモニターサイズが同じというところが、面白いなと思いました。違うかもしれませんが、シンメトリーを意識しているのかな・・・とか。
あと、クラウンの伝統のエアコングリルが動くかどうかが、気になりました。
by かずい (2022-10-10 21:47)
変えると批判されるけれど、変えないとブランドが淘汰される・・・
新しい挑戦の成果に期待ですね〜((o(´∀`)o))ワクワク
by an-kazu (2022-10-10 21:54)
いまだに街中で出会っていません。
さすがのレポートで 堪能できました。(^^)/
奥様の感想もより具体的でわかりやすく
とても感謝です。
by らしゅえいむ (2022-10-10 23:05)
かずいさん、コメントありがとうございます。
メーターとナビのディスプレイですが、サイズの数字は同じですけど、形が随分違う(特にメーター側)ので、アンシンメトリーな感じです。
エアコングリル、確かにそうでしたね!。カタログをチェックしてみましたが・・・どこにも記載なし。これもコストダウンに含まれたのかも(T_T)。
by しのぴん (2022-10-10 23:14)
an-kazuさん、コメントありがとうございます。
クラウンのフルモデルチェンジは、かなり前倒しで行われたようですね。やはりブランド淘汰の可能性を感じての前倒しだったのではないでしょうか。
by しのぴん (2022-10-10 23:16)
らしゅえいむさん、コメントありがとうございます。
確かにまだ街中で会いませんね。もし会っても試乗車でしょう(^^;)。
コストダウンが目立ちますが、お金をかける場所にはかけてる感じで、こういう作り方もアリかなと思います。
by しのぴん (2022-10-10 23:21)
こんにちは、2018年の旧クラウンの試乗記を読んでいました。その際、車両接近通報装置の音が車内に入ってくると書いてありましたが、今回のクラウンではそのようなことなありませんでしたか。
by お名前(必須) (2023-04-15 18:05)