2023年WRC 第4戦ラリー・クロアチア "ワークス外"エバンスが優勝：しのぴんのブログ：SSブログ

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冠雪の富士山やはりイイですね！｜2023/04/29 市立久良岐公園 .. ブログトップ

2023年WRC 第4戦ラリー・クロアチア "ワークス外"エバンスが優勝　[WRC] [編集]

エバンスが久々に勝利。しかし今回は"ワークス外"でマニュファクチャラーズには加点なしでした(+_+)。

2022年WRC 第3戦ラリー・クロアチアは、現時時間4月20日～23日に開催され、優勝はトヨタのエバンスでした。

クロアチアのイベント直前に今年ヒョンデに移籍したブリーンが亡くなったとのニュースが！。

ブリーンはクロアチアでのプレイベントテストに参加。
当時の路面状況は滑りやすく、彼がドライブするクルマは比較的低速で道路から滑り落ち、道路脇に設置されていた木製のフェンスに接触。このフェンスの柱がドライバー側の窓からコクピット内に侵入したそうです。
すぐに医療チームが現場に駆けつけ病院に運ばれましたが、彼の死は瞬間的なものだった様です。
去年フォードに移籍したものの思った成績を上げられず、今年はヒョンデに戻り再スタートし、スウェーデンで2位表彰台を獲得し上々の滑り出しだったのですが･･･。ブリーンのご冥福をお祈りいたします。

この事故でクロアチアのイベント撤退も考えたヒョンデですが、ブリーンの家族や彼のコドライバーを務めていたジェームス・フルトンらが、チームがブリーンに敬意を表してクロアチアで競争することを望んでいることが確認されたため、2台体制で参戦する事にしました。
それを受けトヨタは今大会で、通常3台まで登録できるマニュファクチャラー選手権ノミネートのエントリー枠をひとつ放棄。
「ブリーンへの敬意を示す印としてエントリーを撤回」し2台体制でクロアチア・ラリーに臨むことを決定したライバルチームとの“連帯の証”として合意された後に発表されました。
エントリー枠から外れたのは今一つ調子の上がらないエバンス。しかし、この決定が予想外の結果になるとは･･･。

ラリーが始まりDay1でトップに立ったのはヒョンデのヌービル。

このままトップでゴールし、亡くなったチームメイトに勝利を捧げたい所でしたが、Day2でコースアウトしリタイヤとなってしまいました。

ヌービルが脱落してトップに立ったのは、なんとトヨタのエバンス！。ワークス外になった事で肩の力が抜けたのか、安定した走りでDay3も無難に走り切り、トップでゴールしました。

ワークス内のオジェやロバンペラが表彰台圏外となったのに対し、ワークス外となったエバンスがトップになるなんて皮肉なものですね。

2位はフォードのタナック。

去年も2位でしたがマシンはヒョンデ。来年はどうなる？。

3位はヒョンデのラッピ。

ブリーン追悼カラーで走ったヒョンデ。表彰台乗れて良かった。

エバンス以外のトヨタワークスは、ロバンペラが4位。

去年優勝だったのですが、今年はトップ争いに絡めませんでした。

オジェが5位。

初日最初はトップでしたが、ホイールを壊してしまい優勝争いから脱落してしまいました。

そして勝田選手は6位フィニッシュ。

一昨年、去年と同じ6位。去年はトップのロバンペラから8分以上遅れでしたが、今年はトップのエバンスから2分22秒遅れ。来年はさらに上位に近づけるとイイですね。

上位8位までは以下の通り。

ドライバーズランキングは以下の通り。

マニュファクチャラーズランキング。

オジェとエバンスがドライバーズランキングトップで並んでいます。

◎ポイントランキング | 2023年 | WRC | TOYOTA GAZOO Racing
ドライバーズランキング推移。

マニュファクチャラーズランキング推移。

次戦は第5戦ラリー・ポルトガルで、現時時間5月11日～14日に開催されます。
去年は勝田選手があと一歩の所で表彰台を逃し悔し涙を流しました。今年の勝田選手はうれし涙を流せるか？。

Day 2 Highlights | WRC Croatia Rally 2023

◎ラリー・クロアチア履歴

	2022年 WRC ラリー・クロアチア１位：ロバンペラ　２位：タナック　３位：ヌービル
	2021年 WRC ラリー・クロアチア１位：オジェ　２位：エバンス　３位：ヌービル
	2021年WRC初開催