CX-5の自動停止機能が効かなかった？

昨日CX-5の自動ブレーキを体験中に、自動ブレーキが効かずフェンスに激突したらしい。

最近はこの手の自動ブレーキをオプションで付けられる車が増えてきましたが、今回ニュースになったCX-5もそんな車の一つ。
自動ブレーキ機能を知ってもらう為、車のテールを模したダミーを置いてそこに向けて突っ込み、自動ブレーキが効くことを体感してもらう事を行う販売店が増えてきました。
で、今回の体感試乗中に起こった事故。運転したお客さんは首のねんざだったそうですが、助手席に座っていたメーカー担当者は腕の骨を折る大怪我をしたそうな。

CX-5の自動ブレーキは近赤外線レーザーを使ったタイプなのですが、取説によると『車速が約4km/h～約30km/hのとき』と書いてある。

ここにはその他にも色々と書いていますが、一番重要なのは作動する速度でしょうね。

で『～約30km/hのとき』と言うのは、言い換えると『約30km/hを越えると作動しない』と言う事。つまり30km/h以上の速度で走っている場合は、自動ブレーキが掛からないと書いてるのです。
今回の事故の前に5人ほど体感していたそうですが、その時は正常に動作していたらしいので、事故が起こったときは30km/hを越えた状態でダミーに突っ込んだ可能性が・・・（これはあくまで想像ですが）。

トヨタなどのACCが30km/h以下になるとキャンセルになるのは「最後止まるところは人間がやってね」と考えている・・・裏を返せば、機械の不良で止まらなかったと言うのは排除したいという思考が働いている気がします。。。

それにしても最近日本車に増えてる近赤外線レーザーでの自動ブレーキは、ほぼ全て30km/h以上は作動しないタイプなので、CMで何でもかんでも止まると思わせるのはヤバイ気がする・・・（CM最後に山の様な文字が出てきますがフツー読めません）。
とは言え、逆にこんな事故があってニュースになると、原理主義者が「だから車の自動運転はヤバイんだ」と言い張り、日本車の自動運転化を阻害しようとするのが怖い。

今や日本を完全に追い越してしまった欧州勢の自動運転に向けた安全システムをキャッチアップするには、これからどんどん自動運転の開発を加速しないといけないので、今回のニュースが日本車の進化を阻害しなければ良いのですが。。。

コメント 4

メーカーのダメージは大きいですが、腕の骨折だと絶対スピードオーバーですよ！使い方を誤ると大変な事になりますね。
by たくや (2013-11-12 09:58) 

やっちゃいましたね。
30km/h以下でないと働かないんだ。
うちのやつはACC入れとくと停止するまでやってくれます。
ACC入れてなかったらやばいのかな。
取説見てみます。
by 楽しく生きよう (2013-11-12 20:58) 

たくやさん、ご訪問&nice&コメントありがとうございます。

これだけニュースになっているのでいずれメーカー見解が出るでしょうが、骨折してるくらいですからそれなりの速度だったでしょうね。

ちなみにマツダは自動ブレーキの体感試乗会を当面自粛するそうです。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20131112-00000058-rps-sci
by しのぴん (2013-11-12 21:24) 

楽しく生きようさん、ご訪問&nice&コメントありがとうございます。

そうなんですよ、30km/h以下じゃないと動かないんです。人によっては「ダマサレタ」と思うかもしれないですね。

楽しく生きようさんの愛車「ゴルフⅦ」は30km/h以上でも危険を察知すると減速する様です。（ただし停止までいかないかもしれない）
http://new-golf.jp/usp-safety/newgolf.html
by しのぴん (2013-11-12 21:29)