日本車にライバル無し!? シトロエンC4 PICASSOに試乗しました [車]
日本のメーカーはこんなクルマ作れない?、シトロエンC4 PICASSOに試乗しました。
今日でGWが終わりですが、今日から始まったイベントがこちら↓。
◎CITROËN SKY WEEK in 湘南T-SITE
場所は今年の1月18日「e-up!」に試乗した「湘南T-SITE」で、日程は今日から5月11日まで6日間のイベントとなっております。
で、シトロエンなんてなかなか試乗出来ないと思い出かけてきました(^。^)。
「湘南T-SITE」に到着。看板出てますね~。
場所は「e-up!」の時と同じです。駐車スペースにはシトロエンがズラリと並んでいます(^。^)。
こちら2CVのカフェ。ナンバー付いてますので自走してきたんでしょうね。
受付をして試乗車選び。
試乗車はC3、C4 PICASSO(5シーター)、GRAND C4 PICASSO(7シーター)があるのですが、今回はC4 PICASSO(5シーター)をチョイス。
カラーは「ルージュ ルビ」というメタリック。
例によってソリッド以外のメタリック塗装は有償となり+59,400円(税込み)となります。この価格、メルセデス・ベンツ Bクラスより若干安いですね(^。^)。
ドアを開けて運転席に乗り込みます。
シートのデザインがミラー対称になってるところや生地の柄など、さすがフランス車です(^。^)。
それとステアリングコラムから角の様に飛び出したシフトレバーがシトロエンらしさを演出してます。
シートに座るとシフトレバーはこんな感じにレイアウトされています。
写真に入ってませんが、ステアリングの下部はレーシングカーの様に水平にカットされ、乗り込みやすくなっています。
センターに配置されているメーターはフル液晶画面。
試乗車はこんな表示でしたが、カタログではこんな表示も。
さすが液晶メーター、色んな事が出来るんですね~。
なんでも自分好みの写真を入れると、それをメーターに表示することが出来るとか。こういうこと日本のメーカーは絶体やらないだろうなぁ。
では試乗開始です。
スマートキーなのでキーを持って居ればスタートボタンで始動可能ですが、スタートボタン下にキーを入れるスペースがありますのでそこにキーを入れてエンジン始動。アイドルストップ付きの1.6Lのツインスクロールターボエンジン、結構静かです。
シフトレバーをドライブに入れて試乗スタート。このレバー、セレクトが軽く出来るのはいいのですが「するっ」と動くので自分としてはもうちょっとポジションの感触が欲しい気がします。ただ、これが「シトロエンの味」であれば否定しませんが(^。^)。
シトロエンC4 PICASSOのミッションは日本製、アイシンAWのトルコン6ATを搭載しています。日本車はモード燃費を重視する為CVTが多く採用されていますが、6ATでもシフトショックをほとんど感じずスムーズに走りますね。ロックアップ領域を広く設定しているので効率が良いのが特徴だそうですが、ゆっくり減速する時のシフトダウンはもう少し洗練が必要な気がしました。
スタートしてすぐに感じた事なのですが、減速時にブレーキを踏むと踏力が弱い段階で強い減速力が発生し急に減速する感じになってしまいます。このセッティングもいわゆる「フランス流」らしいので、コイツはブレーキの踏み方に慣れるしか無さそうです。
そうそう、ここでの試乗は「e-up!」の時と同様に「藤沢スマートタウン」内の特設コースを2周するのですが、このコースの欠点は住宅建設予定地の通路を使う段差もないスムーズなコースなので、スムーズすぎて乗り心地の善し悪しがわかりづらいところ・・・。
そんな中でも、ちょっとした段差を通過する時の挙動はソフトな感じがします。
装着していたタイヤは205/60R16。
同じクラスと言えるBMW2 シリーズ アクティブ ツアラーと同じタイヤサイズですが、こちらはランフラットタイヤではありません。
ブランドはミシュラン ENERGY SAVER。やっぱフランス車だからミシュランなんですかね(^。^)。
一般道の荒れた路面を走ってないのではっきりとは言えませんが、ライバルのBMW2 シリーズ アクティブ ツアラーやメルセデス・ベンツ Bクラスよりソフトなんじゃないかと思います。
今回もいつもと同様、妻にリアシートチェックをしてもらいました。
シート自体ですが座面の硬さは適度で、足元も広くて快適だったとの事。
ただしシートバックは硬め。これについては同乗してくれたシトロエン・ジャポンの方も「シートは硬めです」と言ってまして、「これで神戸往復しましたが全然お尻が痛くなりませんでした」だそうな。
しかしヘッドレストがちょっと・・・。
この位置で乗車してしまうと、背中にヘッドレストが当たってたまらなかったそうな。後席に乗るときはこのヘッドレストを上げないとダメなんですね。シートを倒した時フラットにする為こんなヘッドレストを採用しているのでしょうが、ちょっと面倒かなぁと言ってました。
ただ、このリアシートは前後スライドする上にリクライニングもあり。この点はポイント高かった様です(^。^)。
ここからまたドライバー目線に戻すと、狭いコースで最高速度が40km/h程度までしか出せないのですが、アクセルを踏んだときの加速は十分で、音も静かでなめらか。
シトロエンC4 PICASSOにはパドルシフトが付いていたのですが、あまりにコースが短くて操作するのを忘れてました(-.-)。
5シーター-のシトロエンC4 PICASSOは「エクスクルーシブ」の1グレードとなっており、ACCも可能な安全装備が付いています。
なのでこの試乗コースでちょっと試してみようかと思ったのですが、最低設定速度が60km/hなんだそうで試せませんでした(-.-)。
ちなみにシトロエンC4 PICASSOカタログのACCの説明に「このシステムは自動停止はしません」との但し書きが!?。
シトロエン・ジャポンの方の話によると「シトロエンには『ドライバーがちゃんと前を見て運転する』のが前提なので自動ブレーキは念頭に無い」との事。なので、シトロエンC4 PICASSOのACCは前車との速度差が20km/h以上になると機能停止となり、ほっとくと前のクルマに追突してしまうとか!!。うーーん、せっかく自動ブレーキも出来るシステムを搭載しているのにあえてしないとは・・・恐るべし、フランス車!?。
と言う事で試乗終了。
試乗後トランクをチェック。
ライバルのBMW2 シリーズ アクティブ ツアラーやメルセデス・ベンツ Bクラスと同様、十分なスペースがあります。
開口部分が広くて出し入れしやすいのはグッドですが、トノカバーがBクラスは巻き取り式に対して「単なるカバー」なのがちょっと残念。
床下収納はスペアタイヤが占領していて「ほぼナシ」でした。
運転席と助手席背面にはリアシー用のテーブルが標準装備。
横一文字のベルト状に見える部分は、まさにゴムベルト。ココに挟めば揺れても倒れないって事ですかね?。
こちらは後席用のエアアウトレット。
これまたちょっと変わった位置に付いてますね。
シートの間にあるセンターコンソールですが、前後にスライドするだけでなく取り外しも可能!。
なので外してしまうと簡単にウォークスルーが出来ちゃいます。
フロントシートのシートベルトはこんな風になっていますが、ここは外れません。
シトロエンC4 PICASSOを語る上で忘れてはいけないのがフロントのスライディングサンバイザー。
これはスライディングサンバイザーを開いた状態ですが、フロントに座ると圧倒的な開放感が得られます!。
フロントウィンドウはルーフまで伸びています。
この広いガラスを拭き取る為、かなり幅広のワイパーが装備されていますね。
天井もご覧の通り。
試乗した時、天井を開放するのを忘れたのが残念ですが、この開放感はシトロエンC4 PICASSOでしか得られないのではないでしょうか。
と言う事で、シトロエンC4 PICASSOはBMW2 シリーズ アクティブ ツアラーやメルセデス・ベンツ Bクラスとサイズも価格も同クラスと言って良いと思いますが、一番の特徴はなんといっても他にはないデザインでしょう。
この独創的なフロントライト。
テールライトも近寄ってみると凝った意匠だったりします。
乗り心地については荒れた一般道を走っていないのでちゃんと確認出来ませんでしたが、フランス車らしいコンフォート感あふれる走りになってそうな感じです。
このクルマが持つ色んな独創性、とても日本車にはなさそうなものばかり。
シトロエンはドイツ車ほどたくさん走っていませんし、これに乗っているといわゆる「ミニバン」なのに「エンスー」に見られる事間違い無しですね(^。^)。
おまけ。
実はこのクルマの試乗後C3にも試乗しようと思い、最初待ち時間30分と言われたので待っていたのですが、60分過ぎても乗れそうもなかったのであきらめて帰ることに。
そしたら・・・。
駐車料金が1時間を越えたので、しっかり400円取られちゃいました・・・ちゃんちゃん(T.T)。
シトロエンC4 PICASSO ウェブリンク
◎C4 PICASSO : シトロエン公式サイト
◎モーターデイズ新車試乗記 シトロエン C4 ピカソ
◎シトロエン 新型 C4ピカソ・グランドC4ピカソ 試乗レポート/今井優杏 【オートックワン】
◎クルマでいこう! シトロエン C4 ピカソ
◎2015年の試乗履歴2014年試乗履歴まとめ 2014年「試乗しました」リンク集まとめ | |
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