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コイツはマジで「本気」だ! 新型Cクラスに試乗しました [車]

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日本仕様の新型Cクラスがディーラーに登場!。メルセデスの「本気」に試乗してきました。


新型Cクラスの日本仕様が発表されたのは7月11日
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しかしこの日すでに一般の方で試乗したというブログ書き込みが多数あがっていますので、ディーラーにもナンバー付き車両が来ていた様ですね。

とは言えオフィシャルサイトによるディーラーのフェア設定は7月19日~21日になっています。
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このクラスの「世界ベンチマーク」と豪語する新型Cクラスに試乗してみたいのですが、さすがにメルセデス・ベンツのディーラーはちょっと敷居が高く感じます・・・。
が、フェア開催期間であれば「一見さん」でも試乗出来るかなぁなんて思いまして、我が家の近所にあるメルセデス・ベンツ港南へ行ってみました。

営業の方に新型Cクラスに試乗したいと伝えると、
「新型Cクラスの試乗車にはエアサス仕様のC200とノーマルサスのC180があるのですがどちらにしますか?」
とおっしゃる。
「今回のエアサス仕様は『柔らかい』のではなくて、どちらかと言うと『硬い』設定なんですよ。」
との事。実際エアサスは気になるところなのですが、これはCクラスでも高価なモデルに採用されているモノ。なので、ちょっとびびったしのぴんはノーマルサスのC180に試乗させてもらう事にしました(^_^;)。

試乗車はC180 AVANTGARDEにレーダーセーフティパッケージとベーシックパッケージを装備しています。
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ボディーカラーは「ポーラホワイト」、ソリッドの無償カラーです。

では試乗車に乗り込みます。
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ここから細かいコクピットドリルを受けます。
まずシートポジションの設定から。最初座り込んだら、前に乗った人が大柄だったのか前が見えない(+_+)。
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シートはドアトリムに付いているシートの形状をしたスイッチで動かします。これ、最新Sクラスと同じデザインですね。
前後、上下、シートバックの角度を合わせたら、最後に膝下を前後に動かしてシート座面の長さを調整。これなら大概の人のベストポジションを設定出来そう。オマケにメモリー付き(@_@)。

それから、サイドミラーの調整、ステアリングの調整のレクチャーを受け、ポジション設定完了!。
その後、オートライト、エアコン、オーディオ、新しいコマンドシステムなど色々と説明を受け、最後に発進前の大事な注意点をレクチャー。
「ステアリング右側のレバーは『シフトレバー』なので、走行中ウインカーと間違えて操作しない様に!」。
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仮に間違えて操作すると、走行中にニュートラルに入ってしまう場合があるそうな。その際ドライブに戻すには、軽くブレーキを踏んでシフト操作を有効にすれば良いとの事。でもそれはやりたくないですよね。
なので試乗中交差点では「ウインカーは左」と念じながら走行しました(笑)。

では試乗に出発!。
道路へ出るところの段差を通過すると・・・おぉぉ、これはとてもソフトだ。さらに道路を走っていくと、段差のショックを柔らかくいなしていきます。

タイヤは225/50R17のミシュラン プライマシー3。コンフォート系のタイヤです。
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タイヤもさることながら、ショックのセッティングもコンフォートそのもの。

また室内も静かで、なおかつ4気筒1.6Lターボエンジンも静かそのもので、加速中もエンジン音は遠くで響いてる感じです。
ゼロ発進でじわっとアクセルを踏み込んでいった時の加速では、ターボによるトルクの立ち上がり段差付近で若干スムーズさに欠ける部分もありますが、過給が安定するとスムーズに加速していきます。
とにかくエンジン音が静かで回したときの音質も良いのが印象的です。

今回試乗中、静かな室内に小さな音で音楽が流れていましたが、これがまたイイ音なんですよね!。静かだから音が良いのか、そもそも音が良いのか・・・そりゃー素がイイって事なんでしょうね。

今回リアシート乗り心地チェッカーはいつも通り妻にお願いしております。
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リアシートの印象ですが、シート自体はちょっと硬いとの事。そう言えばドライバーズシートも硬めな設定だった感じがします。
Sクラスのシートみたいにふんわり包み込まれるシートだといいんだけどなぁ(買えないけど)。
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でもCクラスの乗り心地は文句なし!。静かで快適だったそうです。

2車線道路を走っていると、後方にクルマが来ると「アクティブブラインドスポットアシスト」により、ドアミラー内に三角形のマークが赤く点灯してくれてます。
このマークが大きくて結構明るいので、ミラー見るとすぐに気がつく。これはやっぱ必需品ですね。

試乗コースは一般道からバイパスへ移ります。
この区間はレヴォーグに試乗した「神奈川スバル港南店」と同じで、ビデオで見るとこんな道です。

適度な起伏とコーナーがあり、トンネルに入ると若干深めのコーナーになっています。

ここでレヴォーグに試乗した時アイサイト3のACCにトライしたのと同じように、新型CクラスのACC「ディストロニック・プラス(ステアリングアシスト付き)」にトライします。
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ステアリング左側に付いているレバーを操作してACC起動。設定速度は軽く上下に操作すると1km/h、大きく操作すると10km/hピッチで設定を変更出来ます。
設定速度がちゃんと数値で表示されるし、設定を1km/hまで細かく出来るのはグッドです。

ACCセットして前方の車に寄って追従すると、画面の様に前との距離が表示されます。このグラフィックもイイですね~。
速度をセットすると左にあるスピードメーターにも設定値前後5km/hの幅で赤く表示され、設定値がこちらでもわかる様になっています。

ビデオの0:55あたりから始まる左コーナーに入ると、軽くステアリングに反力がありアシストされているのを感じます。ここはレヴォーグのアイサイト3でも同様にアシストされた部分です。
その先のビデオで1:18あたりから始まる右コーナーのトンネルですが、ここはちょっとコーナーがキツイからか、それとも暗いからかアシストをあまり感じません。これもレヴォーグと変わらず。
ただし、新型Cクラスの方が走っていて左右の白線に近づくと時々軽~くアシストを感じます。何も無いステアリングに慣れてるとちょっとお節介な感じもしますが、それほど力が掛かっているワケでは無いし安全の為と思えば慣れだけの問題ですね。

そうそう、トンネルに入ると…あれれ、なんかドア光ってる??。
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この間接照明がまたきれいなんですよね~。

バイパス突き当たりの交差点で一旦停止。ブレーキを踏み込むとアイドリングストップして液晶ディスプレイに「HOLD」の文字が。
これが出たらブレーキペダルから足を離しても、ブレーキランプが点灯した状態で停止となります。この機能、信号停止でペダル押し続ける必要無いし、坂道でも安心だし、ホント使えますよね。
営業さん曰く「これはメルセデス・ベンツのトラック技術からの流用なんですよ」。
ナルホド、トラックは長距離走りますから、ドライバーをなるべく楽にしてあげたいですからね。

信号が青になりステアリングを切って速度を上げながら曲がって行くと・・・あらら、結構切れ込んでいく!?。
このクルマは、ステアリングを深く回していくと、自分が思った以上にステアする感じになるんですね。この感覚を「クイックなハンドリングだ」と感じる人も多いのでは?。
自分はエスハイのダルなステアフィールに慣れているので、このクイック感は慣れないと上手く走らせられないかな?。

ディーラーに戻る道で気になる事があったのですが、交差点を曲がる際に内装(?)がミシミシっと音を立てたのが一度あったんです。ボディはしっかりしてる感じなのでボディじゃないと思いますが、室内が静かなだけにこの手の音がすると気になりますね。

最後にパドルシフトもチェック。ドライブで走行中パドルに触ればマニュアルモードに移行。通常モードに戻すには、右のパドルを2秒以上手前に引けばOK。
道が道なのであまり引っ張らずにマニュアルモードを楽しみましたが、シフトチェンジしてもシフトショックは皆無。パンパンとギアが小気味よく変速するので、その気になればマニュアルモードでもいけますね。

新型Cクラスを堪能しまくりディーラー到着。エンジン停止してドアを開けると・・・ドア軽っ!!!。
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外板のほとんどがアルミになったCクラス、ドアもめちゃくちゃ軽い!!。
でも閉まり具合は「ボンっ」と密閉感あふれる開閉音で、軽さを感じさせない重々しさ。いや~良く出来てるわ。

トランクリッドもアルミだから軽いんです。
トランクルームはあまり広いとは言えませんが、そこそこ入るかな~って感じですかね?。
ちなみに右下の蛍光色のものは、道路上で作業する際に着る安全ベスト。これ付けて作業したくないな~(^_^;)。

と言う事で、新型Cクラスはホントいいクルマでした。
室内は静かだし、乗り心地はイイし、エンジンは静かな上にパワーは十分だし、オーディオもイイし、安全装備はてんこ盛りだし・・・良く出来ていてマジでショック受けました。

ただ、安いモデルは安全装備のオプション装備必須だとすると、必要そうな装備を付けていくとどんどん高くなっていく・・・やっぱ敷居が高いな~メルセデス・ベンツは。

そしてトドメに妻曰く・・・「我が家にメルセデス・ベンツは似合わない」(*_*)。
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やっぱ我が家はベンツと縁がないかな・・・。

新型Cクラス ウェブリンク
The new C-Class Debut!|メルセデス・ベンツ日本
メルセデス・ベンツ、7年ぶりにフルモデルチェンジの“本気を見せた”新型「Cクラス」発表会 / Cクラスに初のクリーンディーゼル、PHVモデルを投入することが明らかに - Car Watch
【速報】新型Cクラスの実力を北の大地で試した - 試乗レポート - carview! - 自動車

◎NEW 2014 Mercedes C-Class - The mini S-Class・・・ミニSクラス顔のモデルが良かったなぁ...

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DSC06841.jpg2014/07/14
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◎2013年の試乗履歴はこちらから↓
shinopin_Award2013.jpg2013/12/31
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コメント 11

pooh2000gt

これからの自動車のスタンダードという感じですね♪もちろんウチにも縁ないです(汗)
最近はレヴォーグの記事を読みあさっています。
by pooh2000gt (2014-07-21 16:52) 

しのぴん

pooh2000gtさん、ご訪問&nice&コメントありがとうございます。
ホントこれに乗った感想は「参りました」でしたね(+_+)。こんなクルマ作っちゃうメルセデス・ベンツに日本車は追いつけるんだろうか?。
レヴォーグはビルシュタイン足しか試乗してないので、出来れば乗り心地が良いらしいノーマルショックにも乗ってみたいのですが、最近試乗しすぎなのでちょっと難しいですかね?。
by しのぴん (2014-07-21 19:34) 

d9ra

メルセデスいいですね.ステアリング左右のレバーを(かつての維一時期のように)入れ替えてくれれば完璧ですかね.
by d9ra (2014-07-22 15:47) 

しのぴん

d9raさん、ご訪問&nice&コメントありがとうございます。
妻に言わせると最大のネックはウインカーレバーの配置なので、おっしゃる通りウインカーレバーが右に付いていてくれると完璧なのですけどね!。
by しのぴん (2014-07-23 09:15) 

匿名

NEW Cクラスは、綺麗にできてますよね~・・ただ長い・・ボディが長すぎる。ハンドルを切ると、ボディーが長いせいもあってか?後ろのタイヤと前のタイヤとの内輪差が気になり、結果曲がらないという印象を残しました。
また、180に試乗したのですが、スポーツモード走行時の減速でエンジンブレーキが効いてきたときのエンジン音が、異常に大きい気がしましたが・・・
内装に関しては、豪華になったのですが、どうして?あのナビの設置方法とドライブシフトをコラム式のようにしたのか?
考えてしまいました・・

でも・・やはり良い車ですよ! 先日SLK55を購入したばかりなので買いませんが、E250と同じく、次の車の候補にはしたい車です!
でも・・やはり最低200以上かな~
by 匿名 (2015-05-09 10:28) 

しのぴん

匿名さん、ご訪問&nice&コメントありがとうございます。
Cクラス以外もそうですけど、モデルチェンジする度にサイズが大きくなって行きますよね。ダウンサイズを声高に言ってるのは今度のロードスター位でしょうか?。
SLK55購入とはスゴイですね!。この次の候補となるとCクラスだとC250ですかね?。
by しのぴん (2015-05-09 20:35) 

匿名

実は・・家内のB180とともに、SLK55AMGの無料点検のお誘いを受けて行ってきたのですが、ありました・・・C200スポーツのステイションワゴン(本革使用)!
以前からお世話になっている営業の2人も珍しくいまして・・・
「待っている間に試乗どうですか~?・・前は、180のセダンでしたから・・」と言われ、乗ってしまいました・・
ん~・・すげぇ~いいじゃん!! いっしょいった家内も大絶賛!!
安全装置にビックリ!!
「良いでしょ~・・」の言葉に・・思わず・・「買います!!」
SLKを下取りにして・・購入を決めてしまいました・・
維持費もSLKに比べて安いし・・SLKがSLCに変わりリセールの値が崩れるのは分かっていますし・・
おそらくあと7年間は、フルモデルチェンジがないNEW Cクラス・・
走りよりも、使いやすさと安全を選びました・・

by 匿名 (2015-07-21 11:32) 

しのぴん

匿名さん、ご訪問&nice&コメントありがとうございます。
C200ワゴンご購入おめでとうございます!!。
無料点検が新車購入の機会になったのはわかる気がします。実は今のエスハイ、以前乗っていたクルマの洗車に行っただけのハズが、エスハイ試乗してその日のうちに買う事になったものですから(^_^;)。
http://shinopin.blog.so-net.ne.jp/2010-02-28-1
by しのぴん (2015-07-21 20:06) 

匿名

ところがですね~・・購入2日目にして修理ですよ!
別に車の調子が悪いわけでもなく・・
今度のC200ステーションワゴンですが、長さがあるんですよね~
ガレージには問題なく収まるんですが、タイヤ止めの位置まで下がってしまうと・・トランクのドアが壁にぶつかりそうな気がして、ご存じ オートバックスでゴム製のタイヤ止めを購入(Amazonでも同じものが販売されています)、正式なタイヤ止めの前において、下がりすぎを防ごうと思ったのですが、出かけようと車を前進したところ・・後輪部分で大きな音が・・
急いでしたので、気にはなりましたが、そのまま出かけたのですが・・
帰宅してビックリ!!置いたはずのタイヤ止めがなく、後輪のタイヤボックスとその淵が黒くへこんでいるんですよ!
ゴムのタイヤ止めがタイヤに貼りついていたようで・・それを気づかずに発進させたものですから、そのゴムが当たったようです!
メーカーにもオートバックスにもクレームを言いましたが・・謝るでもなく、あげくに、「売るだけで事故に対応する部署がない!」とのことで、結局泣き寝入りですよ!
ヤナセに修理を依頼したのですが・・40万とのこと・・トホホ・・
ゴム製のタイヤ止め並びに、スーパーでの買い物は厳選してお選びください!
by 匿名 (2015-08-26 13:10) 

しのぴん

匿名さん、再度のコメントありがとうございます。
それにしても購入2日目で修理とはご愁傷様です(+_+)。
ゴム製のタイヤ止めがタイヤに貼り付くなんて驚きですね!。タイヤ側が原因で貼り付くのは考えづらいので、原因はゴム製のタイヤ止めなんでしょうけど、どうして貼り付いたのか良くわからないですね。
しかし接触対策のつもりが修理代40万円になるとは・・・ホント痛いですね(T.T)
by しのぴん (2015-08-26 17:32) 

匿名

まあ~考えてみれば・・ゴムに対してゴムですから・・タイヤが濡れていたりすると貼りつきますし、逆に乾いた状態で車の重量がかかっていれば貼りつきますよね! 事故になる前に気づけばよかったのですが・・つまり固定されていないゴムのタイヤ止めは、この可能性が大いにあるということですね!つまり、無固定のタイヤ止めとしては、本来不適格の不良商品ですよ!
それよりも・・その後の連絡がない業者には驚かされました・・
いずれにしろ・・今度のCクラスは、アルミを多く使用している分、塗装などの修理は高額になるわけでして、もともとBENZの修理は、国産では考えられないほど丁寧でして、例えば・・正規ディーラーでボンネットの蚊が止まったくらいの飛び石跡の補修を依頼すると、バンパーからボンネット、Aピラーくらいまですべて交換か塗り直しなですよ!
BMWもそうですが、国産の様に塗料の入ったプールに付けるのではなく、スプレーでの塗装ですので、塗装さえやり直せば全く元通りとなるのですが、塗らなかった部分との僅かな色の違いをBENZの修理は許さないらしく、すべて塗り直しのようです。
オイラの車は、ダイヤモンドホワイトですので・・5層~6層塗り重ねて、その上にベンツコーティングそして、飛び石防止のプロテクションフィルムですから・・結局、40万の予定が・・50~60万になるようです。
来週仕上がるようですので、はっきりしますが・・・
BENZを買う際は、車両保険は必須アイテムですね!
by 匿名 (2015-08-27 11:24) 

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