ビッグ(?)マイチェン プラグインプリウスに試乗しました [車]
9月30日にマイチェンしたプラグインプリウスに試乗してみました。
プラグインプリウス・・・と言うより「プリウスロクイチ」の方がCMバンバン打ってるのでわかりやすいかも?。
燃費がJC08モードで61km/Lなんて言うから信じる人だと「そんなに走るの?」と思ってしまいそうなCMもどうかと思いますけど、家庭で充電して走らせる方がガソリン使うよりはお金が掛からないのはタシカ。なので、今後はハイブリッド車もこのタイプが増えてくるかもしれません。
で、昨日「プリウスPHVの試乗車が来ますよ~」とヨシアキイシイ係長から連絡があったので、神奈川トヨタ港南店に出かけてみました。
ちなみにしのぴんはプリウスPHV試乗歴がスゴイんです!?。
最初に乗ったのはまだ市販前の2010年7月31日。
メガウェブのクローズドコースで一般人向けに特定利用者向けリース車を限定試乗した時に乗りました。まだこの頃はプラグインなのに車内の音がうるさく、乗り心地もイマイチでした。
2回目は市販後の2012年2月24日。
特定利用者向けリース車の頃より確実に進化していて、音も乗り心地も良くなっていましたが、段差路ではまだベース車の悪い点を引きずってる感じでした。
3回目は2012年7月15日。
今まではメガウェブでの試乗でしたが、初めて一般道で試乗しました。この車はメガウェブで乗った市販車と同じモデルになりますので基本的に同じ印象でしたが、一般道で走ったマイチェン前のプリウスよりも確実に良くなっているのはわかりました。
で、今回でプリウスPHVの試乗でなんと4回目になります・・・こりゃPHVの伝道師になれるか(^_^;)。
試乗車は中間グレードの「S」。
例によってどこにもグレード表示無し。このエンブレムは夜になるとブルーに光るのですが、日中は全然わかりませんね(^_^;)。
ボディカラーは「ダークブルーマイカ」です。
では早速試乗車に乗り込みます。
シートに座ってみると・・・なんだか暖かい?。。。と思ったらシートヒーター付いてました。
シートヒーターは全車標準装備。
100Vのアクセサリーコンセントは「S」だとメーカーオプションです。
プリウスPHVにはステアリングヒーター(右下のボタン)も付いてます。こちらはL以外標準装備。
この手の車はエンジンあまり回らないのでラジエターの温度が上がらず、温水を使うヒーターの場合エンジンがムダに回ってしまうので、電気ヒーターの方がガソリン使わないので良いのです。
メーターのデザインは基本的にプリウスHVと同じですが、EV走行可能距離が違います。
スタート前の充填状態では12.8km走れると表示されています。
シフト回りもHVモデルとあまり変わりませんが、今回のマイチェンで少し立派になりました。
ソフトパッドも以前よりふんだんに使われてます。フィットと違って糸で縫ってる(^_^;)。
そうそう、今回のマイチェンでシボが変わってるんですよ。ソフトパッドになったインパネやステアリングが葉脈柄から一般的な「革シボ」になりました。
左がマイチェン前、右がマイチェン後です。
ちなみにドアトリムは葉脈のままです。
グローブボックスはこんな感じ。
では早速シフトレバーをDにセレクトしてスタート・・・。
神奈川トヨタ港南店おきまりのテストルートはスタートしてすぐはキツくて道が悪い上り坂ですが・・・ウン、やっぱ改良型は乗り心地良くなってますね!。
装着していたタイヤは195/65R15のミシュラン ENERGY SAVER。
これは一番エコタイヤが充実しているサイズなのですが、最近のエコタイヤは乗り心地も悪くない。
マイチェン後のプリウスPHVは乗り心地向上の為、「レーザースクリューウェルディング」の採用などによるボディ剛性の向上だけでなく、リアサスのブッシュも変えてきているようです。
後で資料を見せてもらってわかったのですが、10月以降生産分のプリウスHVも同じ改良をしているそうなので、PHVじゃないプリウスも乗り心地が向上しているモノと思われます。この事はあまり宣伝されてないと思いますが、プリウスは初期に比べると現行の乗り心地は随分良くなっているのではないでしょうか。
リアシートをチェックした妻の意見ですが、硬くもなく柔らかくもなく・・・との事。
突き上げ感は無いけど多少上下に揺すられる感じ?。
シート自体ですが、これは最初に現行プリウスを試乗した時から言っていましたが、座面が大きめで足を置きやすいので楽なのだそうです。
それからシート生地が滑りにくい表皮となっているので、体が左右にぶれなくて良かったそうです。
走りに話を戻すと、EVモードで試乗スタートしたので基本的にモーターのみで走行する事もあり、車内はとても静かです。最初のキツイ上り坂でもアクセルさえ踏み込まなければエンジン掛かりません。1回だけめいっぱいアクセル踏み込んでエンジンかけてみましたが、起動時のショックはほとんど無くてエンジン音もそれほど大きくないですね。
フル加速を試してないのでわかりませんが、プリウスのエンジンは回転が上がるとエンジン音がイマイチなんですよね・・・。でもPHVならエンジン使わずに走る事も出来るのでエンジン音の悪さがあまり気にならなかったりして?。
今回は超久々に妻と運転を代わってみて、自分もリアシートチェックをしてみました(^。^)。
リアシートの足元・・・十分広いです!。でもここはプリウスHVと同じですけどね。
リアシートに座た場合の乗り心地ですが、 運転席同様にキツイ突き上げはありません。ただ、段差を通過する時の吸収が若干ですけど悪い感じで擬音で言うと「クンっ」となるんですね(なんのこっちゃ)。この時「するっ」と動くと良いんだけどなぁ。
試乗前半はEVモードで走りましたが、後半はHVモードに切り替えます。
速度計右上の「EV MODE」が消えています。この時点でEV走行可能距離は9.2km。スタートしてから3.6km分バッテリーを消費しています。
HVモードに切り替えて走り出すと、発進して速度が上がるとすぐにエンジンが掛かります。。。が、起動時のショックはやっぱりほとんど感じない上に、エンジン音もかなり静かです。
リアシートに座っていると、EVモードもHVモードも静けさはあまり変わらない感じ!?。それくらいエンジン音が感じられませんでした。
次はお得意(?)のクルコンチェック・・・と行きたいところでしたが、残念ながら「S」グレードにはクルコンはナシ。。。
おまけに「S」グレードはクルコン付ける事も出来ない・・・うーーん、論外だな(-.-)。
「G」グレードにはクルコン付く上にレーダークルーズも付けられますが、例によって全速度追従は出来ません。さらにプリウスの場合、ブラインドスポットモニターもレーンキープもナシ。こりゃ随分出遅れちゃってますね。
トヨタは安全装備がいつのまにか遅れ組になっているので、はやく先行メーカーをキャッチアップして欲しいですね。豊田章男社長はこの事を認識している様なので、いずれ出してくれる事を期待してます。
と言う事で試乗終了。燃費計をチェックすると・・・。
なぬっ、39.7km/L!?!?。
これは半分EV半分HVだったので、本当のHV燃費はこの半分よりちょっとイイくらいか?。
バッテリーの下に表示されている9.7kmはEV走行可能距離なのですが、HVに切り替えてから0.6km伸びてます。試乗後半は長い下り道もあったとは言え、HV切換後は回収量の方が多かったって事ですかね?(エンジンによる充電もしてるでしょうが)。
PHVはガソリン換算での燃費はフクザツですけど、いずれにせよHVよりトータルで走行コストは低そうな感じです。
降りた後にトランクをチェック。
プリウスPHVはリチウムイオンバッテリーがあるので、アンダートレイはこれだけです。
ま、無いよりマシか(^。^)。
ドアハンドルの塗装もマイチェン前より良くなりましたね。
マイチェン前の塗装は「それならボディ同色の方がいいよ」って感じでしたから(笑)。
と言う事で、ビッグマイチェンしたプラグインプリウスはマイチェン前より確実に良くなっていました。オマケに値段も下がっているし、やっとトヨタも売る気になったかって感じですかね?。
しかし自分としては、やっぱり安全装備を充実させて、なおかつACCは全速度追従にして欲しいんですよね。次期プリウス&プリウスPHVはそんな車になって欲しいと思うのであります。
プリウスPHV ウェブリンク
◎toyota.jp プリウスPHV
内装が落ち着いた感じで佳いですね。
これまでのプリウスは結構プラスチックを感じていました。
by 楽しく生きよう (2013-11-24 18:19)
楽生さん、ご訪問&nice&コメントありがとうございます。
そうなんです、内装変わりました。
追記しましたが、シボが葉脈から革柄になり、さらにソフトパッド化したことにより「立派感」がアップしていますね。
これで安全装備がアップしてくれれば・・・
by しのぴん (2013-11-24 20:05)
こんばんは。
各社タイヤでの乗り心地の違いですが
最近はどこも良くなってきてますが
消耗がミシュランとヨコハマは早い気がします。
by fullcon (2013-11-24 20:26)
fullconさん、ご訪問&nice&コメントありがとうございます。
私は前に乗っていたエスハイにヨコハマを履かせたのですが、消耗する前に今のエスハイに乗り換えてしまったので、消耗速度はわからずじまいでした(^_^;)。
by しのぴん (2013-11-24 21:08)