一体どんなクルマなんだ? 燃料電池車「MIRAI」に(同乗)試乗しました [車]
お金があれば誰でも買える(?)。燃料電池車「MIRAI」に(同乗)試乗しました。
2014年11月18日に発表されたトヨタの燃料電池車「MIRAI」。発売は12月15日ですのですでに納車が始まっている事になりますが、生産台数が少ないので一般道で遭遇する事は滅多に無いんでしょうね。
そんなレアな「MIRAI」に出会える場所が「メガウェブ」なのですが、なんと11月26日から同乗ながら試乗出来る様になっています。自分で運転出来ないのはちょっと残念ですが、同乗でも良いので体験出来るのであればと本日「メガウェブ」へ出かけてみました。
って事で「メガウェブ」到着。
ライドワンの横には「MIRAI」が!。
ライドワンで同乗試乗を申し込むと、試乗用の札と「MIRAI」の簡単なパンフを渡されます。
ちなみに試乗するのには300円かかります。同乗は最大3名ですが3名でも300円で大丈夫(^。^)。
11時に予約しても乗れるのは13時からなので、時間潰してからライドワンに戻ってくると・・・。
あれれ、ここにあった「MIRAI」はどこに??。どうもココに置いてた「MIRAI」が試乗車だった様です。
「MIRAI」の試乗が始まる前になるとライドワンの大型モニターを「MIRAI」のPVにチェンジ。
上の映像はこちら↓になります。
自分たちが乗る前に先客が。
なんでも韓国のテレビ局だそうな。FCVは韓国でも注目なんですかね。
・・・といつもの試乗記より前置きが長かったですが、今回は同乗なのでちょっと色付けてみました。
ここからいつものバージョンで(^_^;)。
試乗車のグレードは・・・単一グレードなので特になし(笑)。
ボディカラーは6色から選べますが、試乗車は「ツートーン ピュアブルーメタリック」。
「ツートーン」となってるのはルーフとフェンダーガーニッシュがブラック塗装になっているから。全車擦り傷を自己修復する「セルフリストアリングコート」となっています(日産で言う「スクラッチシールド」)。
ちなみにこのブルーは2015年3月発売予定となっていますが、そもそも納期が1年以上先なんですけど・・・。
リアドア右側には「FUEL CELL」のエンブレム。
若干文字がガタガタして見えるのは気のせい?。
では試乗車に乗り込みます。
同乗なので乗り込むのは助手席側になります。
今回は助手席には妻が乗り、ワタシは後席に。
座ってみると・・・あらら、床が高いのね。
同じく床が高く感じた日産リーフと比べるとクルマのサイズが大きい分マシでしたが、後ろに要人を乗せるときは前席をあまり後ろに下げない方が良さそう。
だからといって後席をおろそかにしているワケではなく、リアにもシートヒーターが付いてます。
センターコンソールに付いているスイッチがそれ。試乗終了するまでこの存在に気づかず、体感出来なかったのが残念ですが・・・。
では同乗試乗スタート。シフトレバーは他のトヨタハイブリッド車と同じです。
シフトを「D」にセレクトして走り出すと、燃料電池車のベースは「電気自動車」でありモーターでの走行だから静かなモノです。
噴水広場に入ると路面は石畳になり、乗り心地の悪いクルマや遮音性能が低いクルマには厳しい路面ですが、「MIRAI」はスムーズかつ静かに走り抜けました。
装着していたタイヤは215/55R17のECOPIA。
BSのエコタイヤですが、タイヤの硬さはあまり感じられません。段差で軽い突き上げ感はあるものの、石畳のような連続した目地の走行は問題ナシです。
リアシートは定員をあえて4人にしているので、センターコンソールが跳ね上がる構造にはなっていません。
定員を4人にすることにより、サスの最大キャパを人間一人分減して乗り心地に振っているとの事。シート形状もセパレートで座らせるために、背中の収まりが良くて座り心地が良いですね。
コースの途中で強めの加速をすると、電気自動車と違ってスタックに空気を送り込む音が室内に入ってきます・・・が、その音は不快なタイプではなく、 むしろ加速感にシンクロしていてイイ感じです。
スラローム走行でやや早めの切り返しをすると、前後左右にゆらゆらと揺すられることはなく、むしろキビキビ走るイメージ。これはFCスタックやタンクなどが低い位置に置かれていて、低重心なのが良い効果をもたらしているのではないかと思います。
ボディ剛性もシステムを事故から守る為かなり強化しているらしくて、乗っているとクルマのガッチリ感が伝わってきます。
ライドワンのコース上で一番乗り心地の厳しい段差路。
今日は「MIRAI」に乗る前、妻にハリアーハイブリッドの試乗をしてもらってます。今回ワタシはどちらのクルマもリアシートに座りましたので、この段差路でビデオを撮ってみました。
上がハリアーハイブリッド、下が「MIRAI」です。
ハリアーハイブリッドと比べると「MIRAI」の方が静かな感じがします。
ライドワンの試乗コースを2周して同乗試乗は終了・・・あっという間でした(+_+)。
乗り終えて車から降りドアを閉めると・・・おっ、なかなかイイ音じゃないの!?。
前後のドアを開け閉めしてみましたが、閉まる音がスバラシイ!!。これもボディ剛性アップの副産物なのか?。
・・・と言う事で運転は出来ませんでしたが、同乗試乗でこう感じました。
「MIRAI」がどんなクルマかと言うと・・・一言で言えば「なかなか良く出来たクルマ」ですかね?。水素から電気を作ってモーターで走ると言うのは今までのクルマと異なりますが、基本的には「クルマ」なのでその基本の部分が良く出来ていると感じました。
大きく違うのは排出されるのが「水」だっていうところですかね?。
ちょっとピントが合いませんでしたが、ちょっと右下に見える穴から水が出ます。
さすがにその「水」は飲まないで下さいと言ってましたが(^_^;)。
「MIRAI」は高価なクルマですが、そのお金が全て燃料電池のシステムに費やされているのではなく、クルマ自体にもちゃんと配分されていると感じられたのが良かった点ですね。
今のところシステムのサイズが大きいので、クルマ自体これくらいのサイズが必要だそうですが、システムがコンパクトになればもう少し小型の車にも搭載できて価格も下がるかも。でもまだそれは随分先の話でしょうけど、10年後にはちょくちょく街でFCVを見かける様になるかも知れませんね!。
ところで韓国のテレビ局が「MIRAI」を撮影していましたが、撮影クルーをアテンドしていたスタッフが試乗前に自分たちのところに来て「試乗後テレビのインタビューを受けてもらえませんか?」とおっしゃる!?。で、韓国のテレビ局だからまぁイイかと思い、そのインタビューを受けることにしました(^_^;)。
ちなみにこの写真は別の人達がインタビューを受けていたモノで、私たちではありません。
FCVについて色々聞かれてワタシの持論を展開してしまいましたが、それ韓国で放送されちゃうんですかね?。
そうなったら「しのぴん韓国デビュー」って事ですか???。
ま、その放送を見ることは出来ないし、放送されたところでワタシは何も変わりませんけどね(笑)。
MIRAI ウェブリンク
◎「MIRAI」への一歩は今日はじまった。トヨタ新型FCV(燃料電池自動車)発表会
◎【FCV】HOPE~水素社会と、これからのエネルギーのはなし~
◎2013年の試乗履歴はこちらから↓
2013/12/31 しのぴん「試乗しました」勝手に(?)人気アワード2013 |
死ぬまでに一度は乗ってみたいです。
by 楽しく生きよう (2014-12-20 09:28)
楽生さん、ご訪問&nice&コメントありがとうございます。
メガウェブの同乗試乗ですが、この日の13時枠は私たち以外居なかった様でした・・・。
同乗だから人気がないのか、プロモーションが足らないのか?。皆さんあまり興味ないんんですかね(^_^;)。
by しのぴん (2014-12-20 10:20)
スーパージェッタ―の流星号みたいなクルマの登場も遠くは無いかも
しれませんね(笑)
アップル・グーグルの自動車業界進出で更に大きな変化が待ってますねぇ・・
by くーぺ (2014-12-20 10:41)
数年前に勤務先の目の前に、水素スタンドがありました。
時々、ホンダとマツダの車が給油(給水素?)してましたが、当時は車両価格が1台数億円だって言ってました。
ようやく、一般の方にも買える次代になってきたんですね。
by cosmo1967 (2014-12-20 11:05)
くーぺさん、ご訪問&nice&コメントありがとうございます。
流星号みたいなクルマが出来たら乗ってみたいですね!。
自動運転カーの方は実現に向けて着々と進めているようですので、いずれ乗ることが出来るかも??。
by しのぴん (2014-12-20 13:45)
cosmo1967さん、ご訪問&nice&コメントありがとうございます。
水素スタンドはいまだに見たことがありません。やっぱりスタンドが増えないとFCV使いづらいですよね。
自動車メーカーがFCVを一般人でも買える様にしたのだから、次はインフラ整備を進めないと!。
by しのぴん (2014-12-20 13:49)