エコワットで電力を測ろう

本日こんな物を買ってきました。

これはエコワットと言う簡易型の電力量表示器で、これを通して電化製品を使うと、その製品の電力量を測ることが出来ます。
ちなみにお値段は2，980円。
「この商品使えば省エネになる訳じゃないのに、お金払うのムダじゃない？」
と言われそうですね・・・まさにおっしゃるとおり！
でも、どうしても電力量を測ってみたかったんですよね～
とりあえずヤマダ安心会員の年間商品割引券525円分を使いましたから、実際の購入価格は2，455円でした(^_^;)

手始めに、ジャーポットの電力量を測定してみますか。

これはナショナルの魔法瓶タイプのジャーポットで、容量は4L。ちなみに型式は「NC-MU40」(すでに生産終了)です。
スペックによると、湯沸かし時の消費電力が1,000W(1kW)になっていますので、お湯を沸かしてエコワットの数値と比較してみましょう。

約2Lの水を沸かしたところ、約9分でほぼ沸きました。
その時の電力量(kWh)表示が以下の写真。

ちょっと見にくいですが「0.13kWh」と表示されています。
9分間で0.13kWhですので、60分に換算すると約0.87kWh。
ヒーター容量は1kWなのに、1割以上低い数値となっています。
エコワットの測定精度は±10％以内となっているので、測定値はこんなモンなんですかね？

沸かしたお湯を1L程度使った後、続いて保温電力量がどの程度か測定してみます。
80℃保温の設定で2時間測定した結果は以下の通り。
　　1時間経過　0.04kWh
　　2時間経過　0.09kWh
1時間当たりにすると、0.045kWhの電力を消費しています。
しかし、スペックによると80℃保温の場合は12Wh、つまり0.01kWhになっているんですが・・・
この差は、測定精度をはるかに超えるものだし、これが本当だと保温するとかなりの電力を消費していることに！？
こんな結果になったので、ジャーポットの測定をまた後日あらためてチャレンジしてみます。

次は、気になっていた炊飯器の炊飯時消費電力を測定してみます。

これは、三菱電機のIH炊飯器で、炊飯容量は1.0L(5.5合)。ちなみに99年製と10年選手にあと一歩の物で、型式は「NJ-BD10」(もちろんすでに生産終了)です。
実はコイツの釜のテフロンが剥がれまくっているので、釜の部品を購入して使い続けるか、それとも炊飯容量の少ない(つまり電力量が少ない)炊飯器に買い換えるか、思案のしどころなんですよ。
で、今使っている炊飯器が、1回の炊飯時にどれだけ電力を消費しているか測定して、買い換えるかどうかの参考にしようと思います。

測定時の炊飯量は2合。モードは「ふつう」でいつも通りの設定で「炊飯」ボタンを押して起動。
炊飯は約41分で終了し、その時の電力量(kWh)表示が以下の写真。

これまた見にくいですが、「0.26kWh」と表示されています。
つまり、1回の炊飯に約260Whを消費したことになります。
省エネルギーセンターのサイトにある「省エネ性能カタログ」から、「2007年夏版IH5．5合炊飯器」を見てみると、260Whはちょっと消費電力が多すぎでしょうか？
ちなみに、「2007年夏版IH3合炊飯器」によると、1回の炊飯だと約130から160Whなので、今回測定値の約半分で炊飯できることになります。
電気代に換算すると、1回当たり約3円程度電気代が安くなりますので、1日朝晩2回程度炊飯してるとして、年500回炊飯するとなると、年間1,500円の節約ですか。
新品の3合炊飯器と、釜部品との価格差が1万円だとすると、新品の3合炊飯器は7年で元が取れる計算。
釜を替えても7年持つかわからないから、新品の炊飯器を買った方がいいかな？

さて、本日最後の測定は、最新のマシンでやっちゃいましょう！

そうです、ブラビアの電力を測定しちゃいます！！
KDL-40W5000の消費電力は240Wになっていますが、我が家では消費電力を最低にセットして使っていますので、カタログスペックと比べてどの程度の数値なのか気になりますね。

では1時間テレビをつけたところで、測定値を見てみましょう。

ハイ、今回はくっきり写ってますが、、「0.11kWh」と表示されています。
つまり1時間で110Whしか消費していないんです。

ちなみに、以前持っていた25インチFDトリニトロン「KV-25SF1」の場合、カタログスペックは138W。
もしかしたら、25インチブラウン管よりも40インチ液晶テレビの方が、消費電力が少なくて使えてるんじゃ！！

なんだか最後にうれしい結果が出た気がする、エコワット電力測定なのでした