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話題の魔法の絨毯 ”C5 AIRCROSS SUV”に試乗しました [車]

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ハイドロの乗り心地を再現したシトロエン「C5 AIRCROSS SUV」に試乗しました。

シトロエンと言えばハイドロニューマチック・サスペンションによる極上の乗り心地が有名ですよね?。そのハイドロは2015年(日本国内。フランスでは2017年)にC5の販売が終了し、新車で買う事は出来なくなっています。
そんな中登場したのがC5 AIRCROSS SUV。このクルマにはハイドロの様な乗り心地を実現したと言う「プログレッシブ・ハイドローリック・クッション」が採用されています。

クルマ関係の番組ではすでに一般道での試乗レポートを放送。
神奈川ローカルのTVKで放送されている「クルマでいこう!」では7月28日放送分で試乗
2人の評価はこうなりました。
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二人とも乗り心地絶賛ですね!。うーーん、気になる。

そしてBS朝日で放送されている「カーグラフィックTV」では8月4日放送分で試乗
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こちらもハイドロの様な乗り心地に話題が集中していました。

これはやっぱり乗るしかないと、シトロエンのディーラーに行って試乗してみました。

試乗車は2.0Lターボディーゼルの「SHINE」。
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カラーは税込み59,400円の「ブルー チジュカ」+税込み30,000円の「バイトーン ルーフ」。
C5 AIRCROSS SUV」は「SHINE」のシングルグレード、オプションで「ナッパレザーパッケージ」という構成となっています

ドアを開けて中に乗り込みます。

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座った瞬間に感じる包まれ感。さすがシトロエン!。

ステアリングはこんな感じ。
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これもどことなく日本車とはひと味違いますね。

シフトレバー廻り。変わった形のシフトレバー、その後ろは電動パーキング。
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丸いダイヤルは走行モード切替スイッチ。これを使うとFFでも雪道を楽に走れたりするそうです。

メーターはこんな感じ。
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最近の欧州車おなじみのフル液晶メーター。
液晶だけに色々表示方法を簡単に変えられます。
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フォントも特殊だし、やっぱりシトロエンはオシャレですね!。

では試乗開始です。
ディーラーから一般道に出る歩道の段差。まずそこから違います!。なんだろう、このしっとり感。
走り出すと車の揺れ方がなんとなく独特な感じ。かと言ってふわふわに柔らかい訳ではないんです。

ちなみに装着されているタイヤサイズは235/55R18。
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ブランドはミシュランの「LATITUDE Tour HP」。
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雪が降ってもOKのマッド&スノータイヤです。

アテンドしてくれた営業さん曰く「この乗り味はミシュランじゃなきゃ出ませんから、交換する時はミシュランにしてください。」
国産自動車メーカーも困った時は「ミシュラン」にするとか聞いた事があります。やっぱりミシュランは一味違うんですかね?。

今回もリアシートに妻が座ってインプレッション。
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妻も「段差に乗り上げた後の沈み込む感じが独特だった」との事。
この動きを作っているのが「プログレッシブ・ハイドローリック・クッション」なんでしょうね。
また、シートはしっかり体をホールドしてくれて、車が左右に振れても体を持っていかれる事はなかったし、独特な揺れ方だけど嫌な感じはないし、長距離乗っても疲れないんじゃないかなと言ってました。

走りの方ですが、2.0Lターボディーゼルはやはりトルクフルで、試乗コースのちょっとしたワインディングでアクセルを踏み込んで加速すると、少し間をおいてからふわりと加速。この加速なら十分満足できるでしょう。
ワインディングで左右に揺れると、柔らかく感じるサスなのにぐらぐらする事は無し。良くできたこのショックアブソーバーはWRCで使われていた技術を応用した構造で、なんとKYB製なんだそうです!。とは言えヨーロッパのKYBで設計・製造したものなので厳密には違うと言う人もいますが、同じKYBだからやろうと思えば日本でも作れるわけで・・・。
自動車ジャーナリストの人で「KYBはダメ」みたいな事言う人が居ますが、KYBが悪いのではなく、日本のメーカーがKYBに要求しているスペックとコストに問題があると思うのですが。

続いてACCをチェック。設定できる最低速度は40km/hの様です。
操作はステアリング奥左下にあるレバーに集約されていて、慣れない事もありますけどボタンが複雑で、試乗中は操作をマスターできませんでした(+_+)。
速度が出てくるとステアリング制御も入ってきて、営業さんから「たまに制御が内側に向くときがあります」と言われて間もなく車が内側に!?。まぁ極端な感じではないし、ハンドルを握っているので人間が修正蛇を入れたらいいだけですが、こういう制御に慣れてない人だと面食らうかも?。

あと、営業さんが車内の静かさを自慢していましたが、確かにディーゼルのエンジン音は車内にあまり響かないし、遮音はしっかりされてる感じでした。

これで試乗終了。
恒例の降りた後トランクチェック。
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フランスは荷物室のスペースが広くないと売れないそうですが、確かに広いですね~。

これはボンネットの上。くぼんだ形状のプレスラインが入ってます。
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展示スペースに置いていたパールホワイトのC5 AIRCROSS SUV
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これはすでに売約済みの車でした。

テールランプの形状も独特。日本じゃこんなデザインしないだろうなぁ。
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という事で、C5 AIRCROSS SUV」はちょっと日本車ではお目にかかれない独特な乗り心地でした
車幅は1,860mmと先日試乗した「RAV4」と同じくらい大きめですが、全長は4,500mmでそれほど長くありません。この車幅が気にならない人なら個性的だしイイ車だと思います(ちなみに高さは1,710mm)。
ただ残念なことにC5 AIRCROSS SUV」は2019年の一部在庫車を除き輸入枠をほぼ売り切った様です(T_T)。なんでも右ハンドル車はイギリス仕様を日本向けに仕向けているそうですが、イギリスのEU離脱問題があるので予定通りの数を日本に持ってこれてないそうです。
あと、2019年日本仕様はヘッドランプがハロゲンなんだそう。
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でもディーラーでLEDにコンバートできると言ってました(^^;)。もしかしたら2020年使用はLEDになるかも?。
C5 AIRCROSS SUV」、人気出そうなのに玉が無いとなるとディーラーもガッカリでしょうね。
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ハイドロ復活!? シトロエンC5エアクロスSUVの乗り心地に驚愕!

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あしあと 46

コメント 4

newton

昔、C5に試乗した時は、揺れ(縦揺れも)が少し後からついてくるようで、それほど良いとは感じなかったのですが、新しいサスには興味があります。でも、横幅がちょっと大きいかぁ。機会があれば試乗してみたいですね。

by newton (2019-08-14 10:07) 

しのぴん

newtonさん、コメントありがとうございます。
以前のC5に乗ったことが無いので比較はできませんが、「C5 AIRCROSS SUV」は新しいショックアブソーバーを採用していますので、おそらく違う乗り味になってるものと思います。
でもおっしゃる通り横幅は大きいですね(+_+)。
by しのぴん (2019-08-14 10:47) 

かずい

シトロエンはサスペンションにこだわりがある様ですね。
友達がシトロエンのクルマを買いに、ディーラに付き合ったことがありますが、ハイドロサスペンションの予備の部品(玉って言ってたかな?)は常備し、あれを交換するのが醍醐味とか…。知る人ぞ知るロマンがある様です。
by かずい (2019-08-14 20:14) 

しのぴん

かずいさん、コメントありがとうございます。
フランス車は乗り心地重視なイメージありますよね。特にシトロエンはハイドロって感じで。
ハイドロは無くなりましたが、その乗り味を再現したショックを開発する当たり、シトロエンはその乗り味にこだわりを持っているのでしょうね。
by しのぴん (2019-08-14 22:08) 

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